米240キロなど学生支援
食料支援は本当に助かる
鳥取
コロナ禍で生活に困っている学生への食料支援の取り組みは、鳥取県内ではこれまで鳥取市で行われてきました。今回初めて県西部の米子市でも行われました。取り組んだのは、民主青年同盟など「フードプロジェクト米子」実行委員会のみなさん。
5月15日、会場となった米子市児童文化センターには、午前10時の開場と同時に近くの鳥取大学医学生が次々と訪れました。学生たちは、米3キログラム・袋麺5個・インスタントカレー2個・缶詰2個・お菓子のセットを受け取り、そして、カップ麺、お茶、のり、生活用品などから3点を選び、持ち帰っていきました。
4時間で68人の学生が来場し、用意した米などのセット50袋が足りなくなり、急きょ追加するほど盛況でした。
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食料や生活用品を学生に提供しました |
学生からは「親が失業した」「親からの仕送りが少ない」「コロナの影響でバイトができない」などの声があり、「食料支援は本当に助かります」と多くの感謝の声が聞かれました。
農民連の会員も米を提供し支援
約240キログラムの米、缶詰、カップ麺などの食料やティッシュペーパーなど生活用品、そして寄付金14万円は、多くの人からの拠出によるものでした。鳥取農民連の会員には米を拠出する人もありました。実行委員会からは、支援に対しての感謝と引き続く支援のお願いがありました。
次回は7月を予定しています。
(鳥取農民連 大森正治)
(新聞「農民」2021.6.14付)
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