ゲノム編集トマトの開発企業へ
北海道食といのちの会
販売計画中止申し入れ
「北海道食といのちの会」は5月31日、ゲノム編集トマト苗を無償配布したサナテックシード社とパイオニアエコサイエンス社に、「ゲノム編集トマト苗の配布中止と回収」「ゲノム編集トマトを食用にしないこと」「ゲノム編集トマトの苗、加工品などの販売計画中止」などを申し入れました。
あわせて、安全性、環境への影響などが検証されることなく、国への届けのみで表示制度がないゲノム編集食品が出回ることの危険性などを札幌市内で行った記者会見で訴えました。
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記者会見で訴える(左から)富沢、久田、武野の各氏 |
久田徳二会長(北大客員教授)は、「遺伝子組み換え作物、ゲノム編集食品は安全性が確認された技術でなく、道庁の調査で多くの道民が不安に思っていることが示されています」「無料配布のゲノム編集トマトと似た名称の加工トマトをつくっている生産者が、風評被害を心配し、トマトの品種を変えなければならないと述べている」など、消費者の不安と農業現場にも影響がでていることを強調しました。
富沢修一副会長(道農民連書記長)は、「消費者を守ることは生産者を守ることになり、生産者を守ることは消費者を守ることになる」と、北海道の安全・安心な食料を守ることを訴え、武野伸二副会長(道消費者協会専務)は「消費者協会の調査でも消費者の理解が全く得られていない。少なくとも表示の義務が必要」と述べました。
「食といのちの会」は、7月1日に民間稲作研究所の印鑰智哉さん、元農水大臣の山田正彦さんを招いた記念講演を札幌市内で行います。多くの方の参加を呼びかけ、講演はウェブ中継する予定。フェイスブックでも案内しています。
(新聞「農民」2021.6.14付)
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