農のこころ丸山美沙夫
しばらくは地上の鏡田水張る 下田あや子 俳誌『しなの』から。田圃に水が入り、代掻きが一斉に始まると、辺り一面が水田となって輝きだす。これを「田水張る」の季語に捉えている。水面に映る山並みや風物の輝き、人々の動きも活気づき、煌めき合う光景となる。田植えを待つ十数日間の水鏡が楽しめる。これを、「地上の鏡」と視点を広げた面白さ。
(新聞「農民」2021.5.31付)
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[2021年5月]
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