「農民」記事データベース20210329-1450-09

旬の味


 この1年はコロナ感染拡大により日常の生活行動が大きく変わり、皆が集まり料理をする企画の多くが実現できませんでした▼そのような中、今年の東日本大震災3・11をどう迎えるか。南相馬市小高の方たちとの料理交流会は諦めるしかなく、その代わりに仲間数人で作ったマーマレードケーキと千葉の郷土食の祭り寿司(満開の桜)を味わってもらうことにしました▼一つ一つの小袋にメッセージを付けて、宅急便に依頼したのが夕方。翌朝9時過ぎには小高に届き、そこからは復興住宅の仲間の働きで、地域の方々に手渡す作業がなされました▼現地に足を運ぶことはできませんでしたが、今年も小高の方たちとつながりました。コロナ収束の際には福島の食を訪ねる楽しみも取り入れ、楽しく語り合いたいです▼「日本の伝統食を考える会」の閉会に伴い新名称「なんてったって!伝統食の会―継いでいきたい日本の食―」で活動を新たに始めます。小さな会ですが、日本の食と農に関わっていきます。

(澄)

(新聞「農民」2021.3.29付)
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2021年3月

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