発見
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東北農団連の農政局交渉。前列左から3人目が小林会長=2019年8月2日 |
スイカ売りの際に知り合った女性と結婚して、すぐに採卵鶏を飼い始めました。このあと、私と周りの産直運動も大きく進展しました。
3人の仲間とともに平飼いを開始して自家配合の餌をつくり、生産した卵は生協で売ることを目指して準備会を組織。生協の商品などもあわせて農家の青年で手分けして市内を配達しました。
一方では、東都生協に研修生を派遣して事務局を養成しようとお金を出し合って仕送りをしながら運動を続け、数年後、「共立社」生協の傘下となる南陽生協の結成に至りました。
小林会長。平飼いの鶏たちとともに |
食糧管理制度のもとでも、置賜農民連で省農薬米(特別栽培米)の生産、産直も広がり、現在の、おきたま産直センターへと発展してきました。
私の農業も産直が基本です。米約3ヘクタール、ぶどう各種44アール、リンゴ35アール、ラ・フランス10アール、桃5アール、スイカ10アール、採卵鶏230羽の経営です。従業員(正規)1人と、年間で数人を臨時雇用しています。
原則、毎週金曜日に卵の配達をして、そのお客さんから、ぶどう、リンゴなど果物の常連さん(買い手)が全国に広がっています。米、ぶどう、スイカ、卵の一部は産直センターに出荷していますが、販売の6割程度は直接販売です。
私には娘が3人いますが、急いで後継者を養成する必要に迫られています。「安全な食糧は日本の大地から」。この名文句を胸の中で繰り返しながら日々、農業に、農民運動に楽しく生きていきます。
岡山・岡山市 和(ペンネーム) |
[2021年3月]
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