「農民」記事データベース20210315-1448-04

種苗への遺伝子操作の
表示を求める署名

日本消費者連盟などが呼びかけ

関連/コロナ禍による米危機打開 3・19緊急リモート中央行動


 食と農から生物多様性を考える市民ネットワーク、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン、日本消費者連盟は3月1日、国会内で記者会見を開き、3者が呼びかけ団体となって「種苗への遺伝子操作の表示を求める署名」を始めることを発表しました。

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記者会見する天笠代表

 キャンペーンの天笠啓祐代表が、署名活動の意義を報告。「ゲノム編集トマトが昨年12月に国に届け出をして認められ、ベンチャー企業が消費者に苗を無償配布すると発表した。ゲノム編集作物は、安全性審査も表示も義務付けられておらず、今のままでは生産者も知らずに栽培し、そのまま流通して消費者も知らないうちに食べさせられてしまう」と懸念を表明しました。

 さらに「国内でゲノム編集作物が栽培されようとしている今、生産者が種苗の選択をするために表示は絶対に必要。私たちは、遺伝子操作作物を栽培したくない生産者、遺伝子操作原料を使いたくない事業者、遺伝子操作食品を食べたくない消費者の選択の権利を求めます」と訴えました。

 署名の要望事項は、種苗法59条の表示項目の6項「その他農林水産省令で定める事項」に、現在定められている「使用農薬の履歴」とともに、「育種における遺伝子操作の有無」を追加することです。

 署名の第1次集約は6月末、第2次集約は11月末です。

 署名用紙は、キャンペーン、日本消費者連盟のホームページからダウンロードできます。オンライン署名も可能です。


コロナ禍による米危機打開
3・19緊急リモート中央行動
日時 3月19日(金)
 第1部 農水省前リモート中央集会(午後1時〜2時)
     各党あいさつ、連帯あいさつ(消費者、米屋、生産団体など)
     怒りのスピーチ(各産地から)
 第2部 国会議員会館会議室で農水省要請と集会(午後3時〜4時半)
     (1) 農水省リモート要請(3時〜4時)
     (2) 意思統一リモート集会(4時〜4時半)
主催 農民連
共催 国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)

(新聞「農民」2021.3.15付)
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2021年3月

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