農のこころ丸山美沙夫
剪定の一枝一音切絵の空 丸山美沙夫 林檎・梨など果樹畑の剪定は、芽が出る前の早春の頃に行われる。徒長した若枝や結実を良くするために混雑した枝を大胆に切り落とす。これは長年培ってきた果樹農の剪定の技とも言えよう。空を見上げては一枝、一枝を剪定する鋏の音が快い。晴れた日の青空は切絵を描くような景。早々と野に立つ作業の一こまだ。
(新聞「農民」2021.3.8付)
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[2021年3月]
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