「農民」記事データベース20210222-1445-09

旬の味


 暮れから正月にかけて大雪が降り、10年前の山陰豪雪のようにまた閉ざされてしまうのではないかと心配しました。10年前の経験があるため、今回は道路の雪かきが早めに行われ、特に生活に困ることはありませんでした▼私の勤務する介護施設でも、泊まる覚悟で着替えなどの準備をして出勤したり、停電に備えて灯油ストーブや懐中電灯の準備をしたりなどしていましたが、それも必要なくよかったです▼せっかくストーブの準備をしたので、施設の畑で育てたサツマイモをストーブの上で焼きいもにして利用者のみなさんに喜ばれました。立ち込める焼きいもの香りは格別で、サツマイモご飯の話や昔話に花を咲かせながらいただきました▼立春も終わり、これから春に向かい、いろいろな物事が動きだす季節となります。コロナ禍で大切な地域との交流活動もままならない状況ですが、ゆず湯や新年のお茶会をしたり、ささやかですがお誕生会をしたりして、利用者のみなさんと感謝をし合いながら暮らしています。

(K)

(新聞「農民」2021.2.22付)
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2021年2月

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