緊急!!「食糧支援」2回目
埼玉 本庄市で困窮者に無料配布
県農民連など主催 本庄市が後援
埼玉農民連は1月30日、本庄市で、緊急「食糧支援」を他の団体と共同で実施しました。これは昨年12月28日に行ったベトナム人の生活困窮者に向けた食糧支援に次いで2回目となるもので、埼玉農民連をはじめ他の団体で構成する「児玉郡市共同センター」が主催し、本庄市が後援しました。
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生活困窮者の広がりは深刻です |
今回は、本庄市と児玉郡の3町の住民に向けて「食糧支援」の呼びかけを行いました。
持続化給付金が支給された農家からも白米3合が入った200袋の寄付があり、その他パック米50食、白菜などの野菜類、リンゴ、ミカンなどの果物、各種缶詰などの食料品や、トイレットペーパーなどの日用品、せんべいやお菓子、清涼飲料やお酒などが用意され、無料配布しました。
また、「当日お手伝いができない」ということで、多くの市民からカンパが託されました。
当日は寒風が吹きつけるなか、農民連本庄児玉センター、埼玉土建本庄支部、本庄民主商工会、地域の労働組合、新日本婦人の会本庄支部、年金者組合、自治労連、医療生協などから100人を超える参加者がボランティアとして結集し、世話役をつとめました。
生活・労働・健康相談にも応じる
また、弁護士や地方議員も参加して、労働相談や生活相談などに応じ、医療生協による健康相談も受け付けました。会場では、全国食健連の「食料自給率向上を求める署名」をはじめ、「最低賃金引上げを求める署名」などに約60人分の署名が寄せられました。
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市役所の中庭が会場に |
無料配布を受けた子連れの若い母親や高齢者、ベトナム人実習生から熱い感謝の言葉が寄せらせられました。
主催した「児玉郡市共同センター」では、再度の「食糧支援」を計画しています。
(埼玉農民連会長 立石昌義)
(新聞「農民」2021.2.22付)
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