旬の味
新型コロナ禍真っただ中の現在の日本、都市部の医療体制がひっ迫し、問題となっていますが、わが地区、宮城県刈田(かった)郡も公立刈田総合病院の問題で揺れに揺れています▼刈田総合病院は白石市、蔵王町、七ヶ宿町で組合を作り運営しています。その中でかねてより病院の公設民営化をうたう白石市長が議会の反対を押し切り、専決処分で公設民営化ができるように条例を改定してしまいました▼今まで何人かの新型コロナ患者を受け入れていたのですが、条例改定によって公設民営化になればコストにあわないため受け入れをやめるおそれがでてきました。「こんな独裁者のような決定が許されていいのか」と市民グループも立ち上がっていますが、なかなか難しい状況です▼そもそも10月に行われていた市長選挙で当選を阻止していたらこんな混乱は容易に止められたのですが……。新年早々いかに選挙というものが住民の暮らしにとって大きく、そして責任のあるものだいうことを実感させられています。 (平)
(新聞「農民」2021.2.15付)
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[2021年2月]
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