旬の味
今年もお雑煮を食べて正月を迎えることができた。当たり前のことが何と幸せなことか。わが家の雑煮は父の故郷の岡山の雑煮である。夫も息子たちも孫も雑煮と言えばブリを入れたこの雑煮が食べ継がれている新年の味である。昆布とかつお節のだしのすまし汁に、ゆでた丸餅、にんじん、ゴボウ、水菜にブリ▼コロナ禍の中、皆が一堂にそろうことは叶わなかったが、各家でこの雑煮作りに挑戦する機会となった。孫もブリを料理できた。家庭の食文化を引き継ぐ作業はこれからも続けなければならない▼1月7日の七草がゆを食べ、体調を整え、今年も元気にスタートしたい。日本の伝統食を考える会・東京連絡会は名前を変えて再出発の年になる。消費者が生産者とつながり、日本の食を安心して食べ続けられる政策を次の世代のために実現させなければと強く思う▼国連「家族農業の10年」を消費者として取り組み、家族農業・漁業が主役の社会作りを応援したい。生産者の方々の日々の努力に感謝です。 (澄)
(新聞「農民」2021.1.25付)
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[2021年1月]
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