農家が得する
税金コーナー
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関連/持続化給付金を受給されたみなさんへ
新会員や読者と税金自主
申告運動で結びつきを
1面の報道のように、持続化給付金の申請期限が2月15日まで延長されました。私たちの運動の貴重な成果ですので、この条件を生かして申請支援の運動を広げましょう。
全国各地で、持続化給付金の申請支援で大勢の方が、農民連に入会されています。
一方で「200人、300人と会員以外の農家の申請を支援したが、会員拡大には至らなかった」との報告もあります。しかし、結びつきができたことに光を当て、これらの方々に税金で働きかけ、農民連会員になっていただくことが重要です。
申請した方は税務申告が必要
持続化給付金を申請した方全てに税金の申告は付いてきます。持続化給付金は、税務申告では「雑収入」になります。経費がない収入ですので、所得税、住民税、国保税が増える可能性があります。知らずに申請したら、思わぬ増税になりかねません。
農民連会員でない方の多くで、経費を十分引いていなかったり、専従者控除がされていなかったりするケースが見受けられました。
新しく加入された会員は税金の自主申告運動への参加で定着を図りましょう。またつながりのできた農家の方は、税金運動で農民連に加入していただきましょう。
福島県の安達地方農民連では、左記のような「税金学習会の案内」はがきを新会員に届け、お誘いしています。
2020年税制の大幅 「改定」
今年の確定申告では、基礎控除が38万円から48万円に変更したのをはじめ、扶養控除の所得要件も38万円から48万円に変更、給与所得・年金所得の控除金額が10万円ずつ減額など、これまで慣れている数字の変更がありますので注意が必要です。また、年金所得と給与所得が両方ある方は、所得調整控除を忘れると同じ金額でも10万円分の増税になります。
税金対策部員の学習会・対策会議を早急に開催し、『税金対策の手引き』や『税対部員養成講座テキスト』を用いて、改正点のポイントと演習を行い、確定申告に備えましょう。大幅な改定で、多くの農家の皆さんも戸惑っていると思いますので、大きく宣伝し働きかけましょう。
引き続き「春の仲間づくり大運動」でも奮闘しましょう。
持続化給付金を受給されたみなさんへ
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持続化給付金を受給できて本当に助かったというお声をたくさん頂いています。
さて、持続化給付金は、税務申告では「雑収入」になります。経費がない収入ですので、所得税、住民税、国保税が増える可能性があります。従来のように申告していたのでは、折角の給付金が増税になってしまいます。
農民連は、しっかり準備して「自主計算・自主申告」を行っています。下記により学習会を行いますので必ずご参加下さい。
記
とき
ところ
安達地方農民連
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(新聞「農民」2021.1.25付)
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