農のこころ丸山美沙夫
干柿を揉みては遠き日の母郷 小池さち代 俳誌『みすゞ』から。食糧難の時代は子供達の貴重なおやつであった。今は食生活も変わり、嗜好品として干柿生産・販売される。干柿づくりは柿剥〓きから、柿暖簾のようにして吊るしたり適度な陽を浴びせ、程良く干し揚げる。一つずつ揉み解し仕上げる。子供の頃、母が夜遅くまで働いていた。その姿が彷彿する。 ※〓は剥の異体字。
(新聞「農民」2020.12.21付)
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[2020年12月]
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