「農民」記事データベース20200727-1418-12

旬の味


 今年の春からちょっとしたきっかけで、以前梨畑だったところを「野菜をつくりたいから貸してほしい」という人があり、管理も大変だったので借りてもらうことにしました▼メンバーは中年の女性とイケメン青年の二人で、いつも音楽を流して農作業をしています。親子ではなく、一人は北海道出身の青年で、二人ともきちんとあいさつをしてくれる優しそうな人たちです▼わが家の畑の周りの多くが芝畑になっており、前に一度、芝農家から畑を貸してもらえないかと頼まれていたのですが、夫が知らないうちに断っていました。この畑は大山(鳥取県)の黒ボクでできていて、野菜がよく育つといわれています。この女性からも「黒ボクがしっかり残っていてすごい」と言われました▼芝をつくると土ごと切り出すから土が減ってしまうとのことで、それで夫が断った訳がわかりました。昨年までは草ボウボウだったのに、今はサツマイモやトウモロコシ、里芋などが植わり、立派な野菜畑に変身しています。

(K)

(新聞「農民」2020.7.27付)
ライン

2020年7月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2020, 農民運動全国連合会