「農民」記事データベース20200727-1418-09

どなたか苗もっていませんか

大雨で流され困惑
岡山・倉敷 岩佐仁志さん


農民連に相談してやっと購入できた

 先日、岡山県倉敷市にお住まいの岩佐仁志さんから、「6月19日の大雨で、1反に田植えした稲が半分近く流されたので苗をどなたか持っていませんか」と岡山県農民連に連絡がありました。

田植えができて本当によかった

 品種が「きぬむすめ」とのことで、早速、県北の会員さんに問い合わせたところ、県北では、もう田植えは終わり、皆さん全て処理されていたのです。困り果てていたところ、「ある農機具屋さんのところにある」との情報があり、当日購入し、田植えを行いました。

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苗を購入して田植えを行う岩佐さん=6月27日

 岩佐さんは、元高校教師で、県高等学校教職員組合の委員長もされていました。7年前から、父親が残した田んぼで米作りを始めたのですが、農業の厳しさをひしひしと感じていました。「安心・安全な米を家族に食べてもらいたいと始めたのですが、水の管理、ジヤンボタニシ問題など、農業を甘く考えていました」と言います。

 岩佐さんの田んぼは、 造山古墳の近くで、周りは、耕作放棄地が多くありました。

 岩佐さんは、農民連に入会し、1年でも長く米作りをしていくことになりました。

(岡山県農民連ニュースから)

(新聞「農民」2020.7.27付)
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2020年7月

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