「農民」記事データベース20200727-1418-02

千葉 北総

持続化給付金

申請運動で入会呼びかけ大反響

関連/令和2年7月豪雨被害支援募金


20人が新会員に
コロナ禍に負けず農業を継続させよう

 多くの農家は、農業者が持続化給付金支給の対象になっていることを知りません。制度がわかっても、自分は対象にならないと思っている人が大半なのが現状です。千葉県の北総農民センターは、「まず、組合員が持続化給付金について学習し、多くの農業者に広め、農民組合員を拡大しよう」と、6月10日の役員会で方針を決めました。

 それから1カ月の間に、単組ごとに7カ所で開催され、100余人が参加。学習会のポイントは、農水省の持続化給付金のお知らせです。

 コロナ感染症の影響等により、「農業経営自体が、直接的な収入減の影響だけでなく、消費者動向の変動による農産品の需給バランスへの影響、生産者米価の低迷などによる間接的な影響も含めて農家経営の悪化の懸念がある」ことを説明し、農業者が農業を継続できるように下支えするために制度が作られていることを話します。参加者は、「農業を続けるために申請してもらおう」「周りの農家にも広めよう」と学習会の終わりには顔色が変わってきます。

 この取り組みで重視している点は、農家に給付金が支給されればよいという取り組みではなく、「農業を守り、農家・農業経営を存続させ、日本の農業を守る」ために、農家の皆さんには、「農民組合に入会して、ともに農業の存続のために力を合わせていく」ことを訴えて、申請の援助を進めていることです。

 各単組でも取り組まれ、3単組で合計20人の新組合員を迎えています。東総農民センターでも学習会が行われています。千葉県農民連は、この取り組みを通じて農民組合を大幅拡大するために力を集中しています。

(千葉・北総農民センター 宇井正一)


 令和2年7月豪雨被害支援募金

 ゆうちょ銀行
 振込口座 ゆうちょ銀行 総合口座 記号10030 口座番号61671711 名義人 農民連災害対策本部
 ゆうちょ銀行以外の金融機関から振り込む場合
 店名008 普通 6167171 名義人 農民連災害対策本部

(新聞「農民」2020.7.27付)
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2020年7月

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