旬の味
梅雨の季節、色とりどりの変化に富んだ花を咲かせる紫陽花が今とてもきれいに咲いている。7月第1日曜日は毎年、“東和ロードレース大会”が開催され、小学生が2キロ、中学生が5キロを走ってきた▼私は朝早く起きて、おこわやちまきを作り、野菜販売の準備をして、会場で全国各地からおいでのランナーの皆様をお迎えしていた。今年は当初から温暖化の影響などで11月開催が決定していたが、先日中止が発表された▼この中山間で農業を持続させていくために複合経営をめざし、少量多品目の栽培をし、直接消費者と結びつき、顔の見える関係を作り出そうとがんばってきた女性たちがこのロードレース大会の地場野菜の販売を担ってきた▼中止により予定していた事前打ち合わせ、販売、そして笑いの絶えない反省会が消えた。今年はコロナ禍のなか、イベント中止が相次ぎ、心にポッカリと穴の開いたことの何と多いことか。作物と向き合いながら“ウイルス”なんかに負けないぞ〜とつぶやく今日この頃だ。 (ま)
(新聞「農民」2020.7.13付)
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[2020年7月]
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