農のこころ丸山美沙夫
慈雨の朝藷苗土にあずけたり 寺島 渉 俳誌『しなの』から。甘藷はサツマイモのこと。苗床などで藷を伏せ芽が二〇〜三〇センチほどに伸びたものを切り取り、畝を立てた土に植える。日照り続きの畑土は乾いているので枯れやすい。ほどよき雨が降る慈雨を待ち、見計らっての作業である。植えるとせず、「あずける」として、農の思いが深く籠められている。
(新聞「農民」2020.7.13付)
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[2020年7月]
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