農のこころ丸山美沙夫
青田風山の夕日を誘い出す 塩澤やとし 『みすゞ』から。植田がひと月余を過ぎ、梅雨の季節となるが、青田も日毎に育ちゆく。風になびく青田の匂いがして山里の景も、山の青葉とともに緑一色に包まれていく頃となる。この作から感じられるのは、「夕日を誘い出す」に引き込まれていく明るさである。梅雨明けを待つ農人の意欲がしっかり込められている。
(新聞「農民」2020.7.6付)
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[2020年7月]
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