旬の味
3月から始まったコロナ禍による自粛生活でわが家は保育園、学童クラブ状態となり、毎日通ってくる孫との時間をどう過ごすかが難問であった。マンションの部屋は遊具が片付くことのない日が続いた▼自粛生活は格差社会の実態を感じることもあった。広い庭を持っている家の子どもたちが安心して伸び伸び遊んでいる風景はうらやましかった。私立学校に通っている子どもたちはオンラインで勉強をしているそうだとの声も聞いた▼孫の学校は6月半ばになっても午前または午後だけ登校し、給食なしという状況である。この子たちの教育格差はしばらく引きずっていくのだろうと不安になる。魚のアジを三枚におろしたり、イカをさばくことができるようになった孫を褒めてあげたい▼コロナ禍後の格差社会拡大を食い止めねば。早く自由に行動できる社会が戻ることを願っている。農民連で頑張っているミカン農家訪問も延期になった。愛媛の段畑の風景、郷土食を訪ねる日がいつか来ることを心待ちにしている。 (澄)
(新聞「農民」2020.6.29付)
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[2020年6月]
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