「農民」記事データベース20200629-1414-10

「レンゲ」の押し花で癒しを届けたい

和歌山県紀の川市 高橋範行さん(37)


台風で倒壊したハウス再建し
新しく挑戦!!

 和歌山県紀の川市の高橋範行さんは有機栽培の米や玉ねぎと、ハウストマトの栽培をしています。今は田植えや晩生(おくて)の玉ねぎ、トマトの収穫にいそしんでいます。玉ねぎの収穫には大阪の飲食店の知り合いが無償で応援に訪れ、無農薬栽培の田んぼでは今年もカブトエビが泳ぎだしています。

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玉ねぎを手に笑顔の高橋さん

 「こんな時だからこそ、畑から元気や癒しを届けられないか考えました」と話す高橋さん。お米を買ってくれた人にレンゲの押し花を送ることにしました。「レンゲの花言葉は『心に安らぎを』です。朝からレンゲを摘んで押し花にしましたが、おかげさまで好評です」と話します。

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レンゲの押し花

 高橋さんの畑では、昨年の台風でトマトハウスが倒壊してしまいました。「この際ということで、ローンを組んで鉄骨の3連棟ハウスに立て替えました。カーテンなどを自動で操作できるようになっています」

 新しいハウスで高橋さんは新しい試みに挑戦します。「ほぼ有機栽培でやっているのですが、春に定植したトマトを冬まで収穫をできないかトライしています。今のところ順調ですが、暑くてダニが出始めているのが心配です。母と二人の収穫でしんどいですが、がんばって挑戦しています」と話していました。

(新聞「農民」2020.6.29付)
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2020年6月

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