農のこころ丸山美沙夫
ゆるやかに植田出てゆく余り水 太田 悦子 『ザ・俳句歳時記』から。田圃に水が入り代掻きには多量の水が必要となる。植田になると田面を満たす保水を流し入れ、余り水は水口を止めたり、調整して水路に戻す様子がうかがえる。大切な水管理は上流から下流へ水利権の掟ともされてきた。この作、植田の済んだ水への感謝と、水を守る願いも込められている。
(新聞「農民」2020.6.15付)
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[2020年6月]
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