「農民」記事データベース20200615-1412-02

夏に向けて防除作業

ビートすくすく

北海道・本別町
阿保(あぼ)ちひろさん(32)


 北海道本別町の阿保ちひろさんの家では35ヘクタールの畑で、ビート、小麦、ジャガイモ、豆類を輪作しています。今は夏に向け除草剤の散布作業を行っています。「1日の作業で多いと5〜6ヘクタール散布します。一つの作物あたり2日くらいで作業します」と阿保さんは話します。

 「散布作業は父が主にやっていますが、自分が吸引をしてしまわないようにすることももちろんですが、風向きも重要です。ほかの人の畑に飛んで、作物に害があると大変です」と気を使った作業が続きます。

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父の静夫さんがビートの除草作業中

 10〜11月に収穫を迎えるビートは、地元の製糖工場に運ばれます。「一度に全ての生産者の分を集荷はできません。出荷時期が遅い方が、糖度が高く値段もよくなるので、年ごとにグループで集荷時期を変えています」。

 夏にかけては畑や周りの草取りが待っています。機械だけではなく手作業での除草もあります。多くの作業を経て、おいしい農作物が出来上がります。

(新聞「農民」2020.6.15付)
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2020年6月

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