山形地方農民連
青色申告部会を結成
単組での結成や記帳会開催きっかけに
「青色申告を教えてほしい」の声に応えて
山形県の山形地方農民連は5月11日、青色申告部会の発会式と第1回月例記帳会を天童市内で開催しました。
山形地方農民連が青色申告の取り組みを開始したのは今から4年前。その後、青色申告に取り組む会員が増え、農民連の内外から「青色申告を教えてほしい」という相談が寄せられるようになってきました。
4月24日に単位組合の天童市農民組合が青色申告記帳会を開催したことが地方農民連事務局に伝わると、他の単位組合の会員からも天童市での記帳会に合流参加したいとの声が上がり、「どうせみんな集まるのなら、部会の立ち上げもやってしまおう」ということになり、この日の発会式開催となりました。
発会式には今年から青色申告に挑戦する農家7人(うち農民連会員でない農家2人)を含む15人が参加しました。最初に地方農民連事務局の山川隆さんから経過報告と規約案などが説明され、部会の結成が満場一致で確認されました。その後、部会長に村木沢農民連の開沼雅義さんを選出し、事務局を天童市農民組合の穂波美道さん(地方農民連税対部長)と地方農民連事務局の山川さんが担うことが確認されました。規約や財政については後日落ち着いてから総会を開催し正式決定することになりました。
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起立してあいさつする開沼部会長 |
会員拡大を促進する観点から、庄内農民連の準会員制度(入会後1年間は会費が安い準会員を選択できる)にならい、農民連会員でない農家も特別会費を納入することにより1年間だけ青色申告部会に参加できる規定を設けることも確認されました。
発会式後直ちに記帳実務を実践
発会式終了後、直ちに第1回月例記帳会を開き、営農口座を中心に記帳実務を行いました。初挑戦の会員から「やっぱり難しい〜」との悲鳴も上がりましたが、青色申告経験者の会員から教えてもらいながら記帳をこなしていました。支援に入った県連税対部も「一人の挫折者も出さない。みなさんが理解してやりきれるまで全力で応援する」とエールを送っていました。
次回の月例記帳会は、さくらんぼ収穫の多忙期を避け、7月下旬に開催することになりました。
(新聞「農民」2020.6.1付)
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