「農民」記事データベース20200210-1395-10

旬の味


 暖冬の影響で冬野菜が安い・育ちが良すぎて規格外と言われ、せっかく育てた野菜が捨てられている映像。なんとも言えない気持ちで見る。もったいないと感じるのは私だけか▼食品ロスの問題は、家庭やスーパーなど、賞味期限等で食べられるのに捨てられてしまうこと。環境破壊にも手を貸しているのかもしれない。環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんは地球の将来を考え、二酸化炭素の排出量を減らせと訴えている。私たちの子や孫の年齢と同じ彼女▼未来ある子どもたちの将来のために環境を守る行動に立ち上がるときではないか。養豚経営のわが家では豚の健康に気を遣う。輸入肉には成長促進剤が使用されたりもする。効率だけの追求が地球環境だけでなく、食の安全も脅かしている▼グリホサートやネオニコチノイド系の農薬は長い時間とともに私たちの命をむしばんでいく。食の安全は先人の知恵に学ぶことが一番かもしれない。家族農業を守る仲間とともに、地産地消で安心・安全な食料を届けたい。

(Y)

(新聞「農民」2020.2.10付)
ライン

2020年2月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2020, 農民運動全国連合会