「農民」記事データベース20200120-1392-01

福島 安達地方農民連 女性部

元気な女性部は農民連の宝

みつばち花壇 税金 種子
もりだくさんの活動にぎやかに

 福島・安達地方農民連の女性部が元気です! 笑顔いっぱい、もりだくさんな集いの様子を紹介します。


学習会で “税金スイッチ” オン!

 安達地方農民連女性部は12月、「ミツバチ花壇プロジェクト」の種まきと、税金学習会を行いました。

 農民連事務所近くの畑にレンゲ、クローバー、ヘアリーベッチの種をまきました。このプロジェクトのきっかけは、昨年3月に行われた県農民連女性部総会で、農民連食品分析センターの八田純人所長が、女性部と分析センターの共同で行っている取り組みとして紹介したことでした。

 ネオニコチノイド系農薬の使用が原因でミツバチなどが激減していることや、ミツバチの好きな花を植えてミツバチを増やすとともに、ネオニコ系農薬の使用を見直そうという取り組みです。

 私たちもこのプロジェクトに取り組みたいと、以前から畑を探していましたが、なかなか見つからず、種まきの時期が終わろうとしていた矢先、事務所の東側の畑を借りられることになりました。さっそく事務局長の本多芳司さんが近くの会員からトラクターを借りて耕うんし、協力してくれました。

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みつばち花壇の看板を囲んでパチリ

 この日は、女性部員数人でそれぞれの種を手でばらまきしました。思ったより広い畑で、芽が出るのが楽しみです。来春の花見の楽しみもできました。

 参加者と双方向で理解深めて

 この後、農民連事務所で税金学習会をしました。これまでは税金の取り組みといえば、どうしても年明けてから「そろそろやるか…」となりがちでした。でも女性部では「今年こそは何とか出足早く、年内に」と、12月中の「領収書のしわ伸ばし会」を計画していて、実現させたのです。講師は県農民連女性部事務局長の横山真由美さんで、会員13人が参加しました。

 横山さんは、『税金対策の手引き』を使い、「国税通則法第16条とは」「災害による損失計算」「生命保険料控除」などの仕組みとポイントを説明しました。さらに、国保税の仕組みと軽減制度、消費税軽減税率の仕組みやインボイス導入の目的を、自分で作った資料を使いながらわかりやすく説明しました。

 横山さんは、「災害で支出のある方」、「インボイスわかる方」など参加者と双方向で進め、参加者が理解できるよう工夫し、みんなで学習を深め合いました。

 集まれば楽しい時間に

 学習の後のお昼は、手作りの漬物と持ち寄った新鮮な野菜で作った豚汁、おにぎりを食べながら、昨年一年のご苦労さん会をしました。

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昼食は豚汁とおにぎりで

 1月にある県農民連女性部の総会では猪苗代湖近くの温泉に宿泊し、種子と遺伝子組み換え食品をテーマにした映画「たねと私の旅」の上映もされることになっており、「みんなで行こう!」と話が弾みました。

 食事の後には、新婦人しんぶんで紹介されていた、何回も使えてプラごみ削減にもなる「みつろうラップ」作りも行い、「簡単だ」「エコだ」と、わいわい話が弾み、楽しい時間を過ごしました。

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ラップ作りもわいわいと

 参加者からは、「今日は盛りだくさんの内容で、来てよかった」、「これで税金のスイッチが入った」、「一年たつと忘れてしまうので、今日は勉強になった」、「初めて参加したが楽しい時間を過ごすことができた」などの感想が寄せられました。

(福島・安達地方農民連 野地友子)

(新聞「農民」2020.1.20付)
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2020年1月

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