「農民」記事データベース20191125-1386-17

旬の味


 自然災害が多い日本、今年の台風、豪雨被害は広範囲に未曽有の被害。被害に遭われた皆さんの一刻も早い回復を。被災地は晩秋から真冬を迎え、避難生活への善意の支援と行政の支援体制が不可欠だ▼降雪が早い北海道だが、わが家のある東部太平洋岸は、降雪よりも凍結が始まり凍土となってから積雪となる。今年は、11月に入ると急に寒さが強まり、氷点下10度に迫る日が続いている▼「ショック・ドクトリン」という言葉があるが大きな災害に乗じてアメリカとの2国間貿易協定の批准を強行しようとしている。これまで様々な貿易協定を結ぶ度に農業をいけにえにしてきた。今回は、得るものはわずかで貢物だけが膨らんだ。その上農薬や添加物の規制は緩みっ放し、何を食べさせられるか分かったものではない▼自由化対策で国が打ち出した「クラスター事業」も規模拡大で自由化に対抗しようというものだが現実にはコストダウンとはかけ離れコストアップが現状。「後は野となれ山となれ」というのか。

(イ)

(新聞「農民」2019.11.25付)
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2019年11月

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