「農民」記事データベース20191125-1386-04

日米貿易協定 きっぱり廃案

全国食健連が連日国会行動

関連/“日米貿易協定を暴く”


 衆議院外務委員会での日米貿易協定の審議がヤマ場を迎えるなか、全国食健連は連日、国会周辺での行動にとりくみ、11月11日には日米貿易協定が審議される外務委員30人への議員要請行動、13日には国会前での座り込み行動を行いました。

 衆院外務委員会ではこの間、野党は政府に対し、自動車・部品の追加関税を巡るアメリカとの協議資料や、自動車分野を除いた影響試算を示すよう、一致結束して要求・追及してきました。しかし政府・与党はこの要求を拒否。こうした審議状況に、座り込み行動では怒りの声が続々と上がりました。


“日米貿易協定を暴く”

鈴木・東大教授講演会
北海道・釧路、根室

 北海道釧路市内で10月27日、東京大学の鈴木宣弘教授を招いて「日米貿易協定を暴く学習講演会」を開催しました。

 石沢元勝委員長を先頭に各農協へ参加要請や募金を訴え、当日は別海町長や農協役員ら120人もの参加があり、大成功となりました。乳牛の飼養頭数が全国1位の酪農地帯だけあって、関心の高さが示されました。

 鈴木教授の講演資料「日米貿易協定と食の安全保障――命と暮らしは守れるか」は、38ページもあり、文字がびっしり。参加者からは「小冊子にもなるね」との声も聞かれるなか、約90分講演しました。鈴木教授は、時々ジョークを交えながら、日米貿易協定の怖さを存分に語りました。

 参加者は「食の大切さ」や「まったなしのたたかい」に、確信と勇気をもらった講演会になりました。

(北海道農民連 石黒英彦)

(新聞「農民」2019.11.25付)
ライン

2019年11月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2019, 農民運動全国連合会