「農民」記事データベース20191118-1385-09

前を向いてがんばろう

甚大な被害受けた鹿沼市粟野地区


“ふるさと守る”心一つに
栃木 新そばまつり

 台風19号で甚大な被害を受けた栃木県鹿沼市粟野地域の復興を支援する「がんばろう粟野!台風19号復興支援チャリティー新そばまつり」が11月3日、鹿沼市中粟野の「遊の郷直売所」で開催されました。

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おいしい新そばを求めて並ぶお客さんたち

 中入粟野むらづくり推進協議会が主催。例年、「秋の遊郷祭」として新そばまつりを開いていましたが、今回の被災状況を受け、新そばなどの売上金全額を市社会福祉協議会に寄付することを決めました。

 同推進協の岩出正行会長(栃木農民連会員)は「今回の台風19号で、私たちのふるさと粟野が大変な被害にあいました。私たちもくじけそうになりましたが、今、心を一つにし、前を向いて頑張っている姿を見てください」との思いで取り組んできました。

 岩出さん自身も住居や田んぼ、倉庫にあった新米、こんにゃく製造の作業場など大きな被害を受けており、役員会で何回も話し合う中で開催を決定しました。

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大勢の来訪者の中で感謝の気持ちを話す岩出さん

 開始時刻の午前10時を過ぎるとすぐ、地元産の新そばが味わえる交流館や杵つき餅・アユの塩焼きの模擬店ではお客さんの長い列ができていました。

 岩出さんは「1000人を超える大勢の方に来ていただき感謝しています。私たちとお客さんの心が一つになった結果です。引き続きがんばります」と話していました。

(栃木農民連 野村和史)

(新聞「農民」2019.11.18付)
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2019年11月

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