日米貿易協定反対掲げ
労働者と共に
トラクター先頭にデモ
国民春闘共闘と全労連、国民大運動実行委員会、全国食健連は11月7日、全国一律最低賃金の実現や日米貿易協定反対などを求め中央総決起集会と国会請願デモを東京・日比谷野外音楽堂で行いました。1500人がそれぞれの要求を掲げて集結しました。
食健連の隊列は先頭に千葉県連のトラクターを押し立て、「日米FTA(自由貿易協定)批准するな!」「自給率を向上させよう!」とコールしながら農水省や外務省の横を通って国会へと向かいました。
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トラクターを先頭に国会へ向かう食健連のデモ行進 |
行動には各地の農民連会員も参加。北海道からは岩見沢市の富沢修一さん(63)、北斗市の坂本常光さん(72)、千歳市の高嶋典雄さん(69)が駆けつけました。野菜農家の坂本さんは「日米貿易協定で野菜に直接の影響はなさそうですが、自由貿易協定を積み重ねられて、気がついたら地域が持続できなくなってしまうという、まさに危機的な状況ではないでしょうか。気がついたときは手遅れになりかねません」と危機感をあらわにしました。
富沢さんも「北海道農民連の役員会でも、畜産農家から『肉牛価格の下落が始まっている』と報告がありました。発効前からすでに影響が出始めています」と懸念しています。3人はそろって外務委員会と農水委員会の連合審査会の傍聴に臨んでいました。
(新聞「農民」2019.11.18付)
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