農のこころ丸山美沙夫
零余子(ぬかご)飯少しすこしと椀をだす 渡辺 籾恵 俳誌『俳句人』から。山芋や長芋などの葉腋に出来る玉芽が成熟するとほろほろこぼれ落ちる。長芋掘りはこの晩秋から初冬へかけて収穫期となるが、この玉芽を御飯に炊き込んで食べる。山菜料理として独特の風味がある。この句、風味に魅せられお替わりの椀を遠慮しつゝ差し出す。食を楽しむ対話が見え温かく包む。
(新聞「農民」2019.11.11付)
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[2019年11月]
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