原発は金権まみれのエネルギー
原発マネーは徹底究明を！

院内で緊急集会　会館前で抗議行動

　関西電力（関電）と自治体役員との癒着が大きく取り上げられる中の10月15日、さようなら原発1000万人アクションと原発をなくす全国連絡会、原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟（原自連）は「関電に原発を動かす資格なし！　原発マネー徹底追及！　市民緊急行動」を行いました。

　国会議員会館で行われた院内集会では、100人が参加し怒りの声を上げました。

　主催団体あいさつで原自連の河合弘之さんは「原発が金権にまみれた汚いエネルギーであることを伝える国民運動を起こしたい」訴えるとともに刑事告発を運動として行おうと呼びかけました。

　1000万人アクションの鎌田慧さんは、「国策だからこそこんなことがまかり通る」と指摘。「こういう醜いことが平然とまかり通ることを日本の恥として運動を強めていきたい」と決意を述べました。

　原発をなくす全国連絡会の小田川義和さんは「国と関電の原因究明に消極的な姿勢から、改めて原発が巨大な利権のある公共事業であることが浮き彫りになった」と指摘しました。

　また、現地福井県から「原子力発電に反対する福井県民会議」の宮下正一さんが駆けつけ報告。調査委員会の報告書について、「関電を擁護する言葉しかない」とバッサリ。「金を返したから罪がなくなるわけではない」と断罪しました。

　院内集会後には議員会館前で国会に向けて抗議行動を開催（写真）。国会に向けて「すべての原発直ちに停止」「原発マネーは徹底究明」と声を上げました。

　集会とその後の抗議行動では立憲民主党と日本共産党、社民党の国会議員も参加し連帯あいさつを行いました。