「農民」記事データベース20190923-1377-10

旬の味


 9月9日未明に台風15号が房総半島を襲って1週間。午前3時頃、暴風雨の音で目が覚め、停電になるかと起き出し、おにぎりをつくりながら洗濯を始める。1食分のおにぎりはすぐになくなり、3日間もの長い間停電になるとは思わなかった。せめて1日分をつくっておけばと後悔▼停電時の小型ラジオは、災害時には情報が入る必需品であることを痛感した。一人暮らしの方を訪ね、野菜農家の友達も回りながらの安否と被害状況を伺った。わが家の養豚場は、屋根は大きく損壊し、プレハブ小屋は跡形もなく飛ばされ、豚も体調を崩してしまった▼豚コレラの感染は、岐阜、愛知、長野県の畜産試験場でも確認され、衛生管理の徹底している農場までもが感染し、ワクチン接種しか感染を防ぐ方法はない▼そんななか、全国の女性部の仲間からの電話がうれしく、何よりも東京で暮らす幼稚園児の孫からの元気のお便り。孫のはがきには「じいちゃん、ばあちゃん大好き」の文字にほっと一息の幸せを感じている。

(Y)

(新聞「農民」2019.9.23付)
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2019年9月

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