岩手県知事選挙野党統一の達増拓也氏が4選埼玉に続き共闘の流れ強固に
安倍政治ノーの声さらに強く9月8日に投開票された岩手県知事選挙で、野党共闘が推す達増(たっそ)拓也氏が4選を果たしました。得票率72・15%を獲得し、対抗馬の自民系候補を大きく離しての当選でした。
達増県政は東日本大震災以降、復興と県民生活に力点をおいた施策が評価されてきました。とりわけ、被災者の医療費・介護保険料免除の10年連続継続は県民から歓迎されています。 また、TPP(環太平洋連携協定)に対しても批判的な立場から発言し、オール岩手でのTPP反対運動を進めるうえで力になってきました。 一方、対抗馬の自民系候補は「国とのパイプを強める」姿勢を前面に打ち出しました。これに対して、「TPPを受け入れて戸別所得補償を切った安倍農政とのパイプなんかいらない」と、農家から厳しく批判されました。漁民からも「漁業改革を進める自民系候補に任せるわけにはいかない」という声が上がっていました。 同日投票で行われた岩手県議会議員選挙では、国政野党系の議員が引き続き過半数を維持。高田一郎さん(西磐井農民組合組合長)を含めた日本共産党の候補者3人が全員当選しました。 (岩手県農民連事務局長 岡田現三)
久保田彰孝会長のコメントこの間、県議会で採択された「種子条例の制定を求める請願」に応えた条例制定や、日米FTA(自由貿易協定)反対、「誰もが担い手」の立場での県農政、小規模漁業者の要求に応えた水産政策など、県に期待される課題はたくさんあります。県知事選・県議選の結果を受け、県政を前に進めるためには運動と世論の盛り上がりが欠かせません。
(新聞「農民」2019.9.23付)
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[2019年9月]
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