「農民」記事データベース20190916-1376-15

旬の味


 北海道東部は親潮やオホーツク高気圧の影響で、夏は冷涼湿潤な気候で過ごしやすいというよりは寒さに震えるこの地らしい気候の夏だったが、牛の貯蔵作物である牧草の収穫は順調に進み、遅れ気味だったデントコーン(飼料用トウモロコシ)は持ち直し酪農家はホッとしている▼昨年の今頃は胆振中部地震で震源地での被害は想像を超え改めて地震の怖さ知ることになった。全域でのブラックアウトは現代社会のもろさを見せつけられた。教訓を生かそうと緊急時の電源確保対策が進んでいる。この地域は地震多発地帯であり改めて肝に銘じたい▼北海道で“オヤジ”と呼ばれるヒグマの被害が広がっている。隣町では複数の牧場の牛が20頭以上も被害に受け捕獲駆除作業を行っている。わが町でも目撃情報は毎年相次ぎ心配。シカによる作物への被害も深刻だが、ヒグマは人身事故にもなりかねないだけに早く解決を▼秋祭り、敬老会と目白押し。戦後、この開拓地を開いてきた先輩諸氏が少なくなってきた。

(イ)

(新聞「農民」2019.9.16付)
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2019年9月

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