農のこころ丸山美沙夫
落し水絞る夕日の鍬の先 丸山美沙夫 稲穂が黄ばみはじめる頃いっせいに田水を排水する。水口をしっかり止め雨が降っも排水しやすいように畦を深く切る。田床を早く乾燥させ刈取りを効率よくする大事な作業となる。鍬先から流れ落ちてゆく水、夕日に煌めいて感無量の一瞬である。今まで旱魃や洪水の心配もしつゝ田水管理をしてきた思いが滾る。
(新聞「農民」2019.9.16付)
|
[2019年9月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2019, 農民運動全国連合会