「農民」記事データベース20190909-1375-11

旬の味


 台風10号は超大型と連日報道され、天気図からも直撃が予想された。壊滅的な打撃を受けた台風19号は、台風の過ぎた朝、園地を見てがく然とした。一夜のうちに1300本のみかんの木がなくなり、人間の頭ほどもある石が転がっていた▼9月初めには収穫の始まる極早生がどうなるかと不安が広がったが、台風10号は雨だけおいて静かに過ぎ去った。雨の欲しい当地では本当によかった。あと10日もすれば収穫が始まる▼8月23日に愛媛産直センターの総会が当地で行われた。わが女性部が懇親会の料理を例年通り引き受けた。10人の昔の娘たちが30人分14品を作った。おはぎはそら豆でアンコを作り、おでんは骨付きのシシのだし。例年被害をもたらすイノシシを食ってやらにゃ、と殿方▼おいしいものをいかに費用をかけずに作るかが腕のみせどころ。痴ほうの入りかけた頭には刺激になる。口だけはいつまでも達者な昔の娘たち。ワイワイガヤガヤ楽しく忙しく動いた1日、ご苦労様!! 来年もできるかナ?

災害復興

(新聞「農民」2019.9.9付)
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2019年9月

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