本の紹介
橋本卓爾著
「農」を大切にし、守り、活かす
農業・農村・農民軽視に反撃
明るい話・勇気でる例を紹介
このたび、一般財団法人大阪農業振興協会は、表題のように銘打ったブックレットNo.1(創刊号)を発刊しました。著者は、和歌山大学名誉教授で当協会の理事長である橋本卓爾氏です。橋本氏は当冊子の「はじめに」で概略次のように出版の思いを綴っています。
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農業・農村・農民を軽視したり、おとしめたりする言動に対して、断固反対していくとともに、これらに関する明るい話、勇気が出る話や事例をたくさん見聞して反転攻勢に向けてのエネルギーを蓄えましょう。
本書では第1部で農業・農村・農民についての先人たちの素晴らしい考え方、農を大切にする思想を紹介。第2部では大阪などで取り組まれている農を守り、活(い)かし、発展させる優れた活動を紹介します。いわば、「農業・農村・農民がんばれ」という「天の声・地の声・民の声」を伝えたいと思います。
第1部では、新渡戸稲造氏、元大阪市長の関一氏、英国人のE・ハワード氏、宇沢弘文氏などが述べるところを紹介。第2部では、農業体験農園「大泉風のがっこう」や地域福祉を推進する豊中市福祉協議会の活動、地域の農業・農地を守り活かす箕面市農業公社の取り組みなど、行政や民間団体の活動を紹介しています。
定価(600円+税)で配布しています、注文は左記まで。
〒536―0014、 大阪市城東区鴫野西2丁目5番22号
(一財)大阪農業振興協会 電話 06(6965)3900
(一般財団法人大阪農業振興協会常務理事 田中豊)
(新聞「農民」2019.9.2付)
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