農のこころ丸山美沙夫
青稲穂一声の飛ぶ阿吽かな 丸山美沙夫 八月の初旬頃から水田地帯は一斉に出穂が始まる。まだ瑞々しい薄緑の穂粒が揃っている。梅雨どきの出水や旱魃の水不足、さらに台風の心配も無事に乗り越えての出穂は嬉しい。畦を渡る隣から「穂が出たぜ」の一声がして頷きあう農仲間。青稲を吹く風から、仄かに独特の穂の匂いを感じとることが出来る時である。
(新聞「農民」2019.8.26付)
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[2019年8月]
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