「農民」記事データベース20190812-1372-08

旬の味


 10月の消費税増税に伴う幼児教育無償化の波により蔵王町の幼児教育が大きく変わろうとしています。待機児童対策の名のもと保育園で預かっていた3歳児以上の子どもはすべて幼稚園、3歳未満の子どもだけを保育園で預かる対策をとることになりました▼これにより、幼稚園には自校給食設備がないので、仙台の業者からお弁当を仕入れて対応するという、農業の町とは思えないような対応に不満と不安を抱えている保護者が多くいます▼このことがきっかけで保育園の保護者を中心に「ざおうパパママネット」という任意団体をつくり、蔵王町の子育て環境をより良いものにするために声を上げる団体を立ち上げました。職員さん達と交渉してみると、住民感情とかい離した計画だなと、呆れを通り越し感心すらしてしまいます▼当面の目標は今持ち上がっている計画の撤回ですが、将来的には蔵王町の食材自給率100%目標が当たり前の子育て環境を作り、食の担い手を育てていける団体にしていきたいです。

(平)

(新聞「農民」2019.8.12付)
ライン

2019年8月

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