福島・須賀川農民連青年部
ネオニコ系農薬テーマに学習会
青年部員が講師になって
ここでならみんなで学べる
先輩の話を直接聞けていい
3月29日、須賀川市民交流センター・テッテで須賀川農民連青年部第3回総会が開催されました。
はじめに、鈴木清治部長から「勉強をして少しずつ進める青年部になっていきたい」と開会あいさつし、続いて来賓あいさつを須賀川農民連の丹治実会長、須賀川産直センターの松川正夫代表、県青年部事務局の岩渕望さんが行いました。
総会後は、部員の桑原翔太朗さんが講師となり、「日本におけるネオニコチノイド系農薬の分類上の位置づけとそれを含む農薬のキーワード」と題して勉強会が開催されました。
そもそもネオニコチノイド系農薬とは何なのかや、「意図的にネオニコチノイド系農薬を避ける場合は、主成分を確認することが重要」と農薬の見分け方も学びました。
最後に桑原さんから「こういった勉強会をこまめに開いて資料をつくり、新たに仲間になった人が資料を見て学べるようにしていきたい」と提案があり、学習会は終了。
今さら聞けないことをみんなで
須賀川農民連青年部では、昨年も勉強会を3回開催。夏・秋野菜の作付けや米の調整・乾燥について、また税金学習会を行っています。講師には農民連会員を招き、講演後は意見交換をしています。「今さら聞けないこともここでならみんなで学べていい」、「先輩から直接話を聞けるのがいいんだよね」と、自分たちで意見を出し合いながら次の勉強会を決めています。
今年は4月に米の栽培講習会、12月には年間を通しての野菜の作付け方法を学び、ニームオイル(センダンの木のオイル。忌避剤になる)を使った試験栽培の研究発表会を行う予定です。
居酒屋で懇親会
会員の野菜並ぶ
総会後は懇親会へ。会場の「ゆめぜん」さんは、産直センターが日ごろから野菜を卸している、お付き合いのある居酒屋さん。この日もサラダなど会員の野菜が料理の所々にふんだんに使われ、「鶏肉の上のラディッシュは豊田さんのだよ」と部員の野菜も食卓を彩りました。宴席は終始盛り上がり、話もはしも止まらない懇親会となりました。
(新聞「農民」2019.5.27付)
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