「農民」記事データベース20190429-1358-08

旬の味


 4月になり桜が咲き誇るようになると、日本の四季を感じます。日本全国どの地域にも桜の名所というのがあるとは思うのですが、わが宮城が誇る桜の名所は蔵王町のお隣、大河原町にあります▼一目千本桜、残雪残る蔵王をバックに千本の桜が白石川のほとりに咲き誇る桜の姿はとても雄大で、全国に誇れるものがあります。最近はスマホの影響もあるのでしょうか、多くの観光客がこの時期になると大河原町を訪れます▼蔵王という観光地に住んでいて思うのは結局観光業、町づくりというものを支えているのは農業の力ではないかと。農の力があるからこそ町に桜が植えられ、維持され、それを見に来る。それは一朝一夕でできた景観ではなく、長い年月を経て、作られてきたものであると▼この時期になると四季を楽しむことができるのがすごくぜいたくでありがたいことだとつくづく思います。この思いを子ども達にも感じてもらえるような地域、社会にしていきたいものだと桜をみて感じています。

(平)

(新聞「農民」2019.4.29付)
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2019年4月

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