山形
県農民連女性部が総会
消費税10%反対署名
3月1日、山形市で山形県農民連女性部第25回総会が開催されました。総会前、県農民連副会長の渡沢賢一さんから「家族農業の10年」と題しての学習講演会があり、戦後からの農業政策や家族農業についての解説がありました。
印象的だったのは、農家自身が戦後の農業政策に引き継がれている「規模拡大路線が良い」という洗脳の中にあるということ、そして「家族農業の確立には、その洗脳から自分たちが解放されなければならない」というところです。それは人事ではなく、自分自身の中に深く根を張っているものに目を向けなければ物事は変わっていかない、と言われているようでした。
「家族農業の10年」を学習
洗脳から解放される道として、渡沢さんは、「家族農業とともに流通の形態を変えていこう。そしてお金で物やサービスを買う今の生活から、自分がつくったモノとモノを交換しながら暮らせる仕組みをつくっていこう。そのきっかけをつくれるのは自分たち農家だ」と述べ、近所や身近な仲間と小さな自給運動をしていきたいと思いを語られました。
この後の総会では、3地域からの活動報告2019年の活動方針が提起され、討論では、全国女性部総会の報告や、他団体との連帯の重要性などが活発に議論されました。また、全会員で「消費税10%ストップ」の署名活動に取り組むことが決議されました。
頭を使った後はお楽しみの昼食会です。一品持ち寄りの昼食会は、どれを食べてもおいしく、自分の母世代のみなさんからエネルギーをいっぱいもらった一日でした。
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楽しい昼食会は一品持ち寄りで |
(山形・置賜農民連女性部こぶしの会 野口円美)
(新聞「農民」2019.4.1付)
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