「農民」記事データベース20190401-1354-08

台風被害うけた農業用施設
農家らの要請運動で再建進む

大阪泉州地域


水ナスハウス 栽培進み出荷間近
玉ネギ小屋 “建築確認”不要と府

 昨年の台風21号で甚大な被害を受けた大阪泉州地域で農業用ハウスや玉ねぎ小屋の再建が進んでいます。

 大阪農民連・阪南支部協議会(山下博会長)は、大阪都市農業研究会の定例研究会(泉佐野市日根野で開催)に向けて、台風被害からの農業再建の状況を調査しました。

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報告する阪南支部の下村事務局長(中央)

 泉佐野市では、農業用ハウスの再建が急ピッチで進められています。再建されたハウスでは、泉州の水ナスが栽培され、出荷も間近になっています。

 泉南市では、農家の「なんで玉ねぎを吊るすだけの野小屋に建築確認がいるのか」との声を受けて、農家と行政が一緒になって大阪府に要望する中で「玉ねぎを吊るすだけの小屋には建築確認はいらない」と認めさせました。そのことで玉ねぎ小屋の撤去・修繕に道が開かれて「玉ねぎ小屋」の再建が進んでいます。

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再建されたたまねぎ小屋

 16日に開催された「定例研究会」に参加した若手農家は「泉佐野では、いまだに玉ねぎ小屋は建築確認がいるといっている。あきらめていたがなんとかならないか」などの相談があり、さっそく22日に当該農家とともに泉佐野市に要請に行くことになりました。

 研究会に参加した他の若手農家も「今日もいい勉強ができた。今後ともよろしくお願いしたい」と農民連への期待が寄せられました。

(大阪・阪南支部協議会 下村晴道)

(新聞「農民」2019.4.1付)
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2019年4月

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