市民と野党の共同で原発をゼロに
東京・上野
福島を忘れない3・9集会に1300人
原発をなくす全国連絡会は東京・上野で「福島を忘れない3・9全国集会」を開き、1300人が集まりました。
全労連の小田川義和議長が開会あいさつ。原発推進政策に固執する安倍政権を批判し、「野党が統一して提出している原発ゼロ法案を求める運動を広げ、実現しよう」と訴えました。
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「再稼働を許すな、原発ゼロへ」と固く決意を固め合いました |
メインスピーチを務めた原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟幹事で元静岡県湖西市長の三上元さんは、「原発輸出をやめた日立の株が上がった。中部電力の株主総会でも『原発をやめると株価が上がる』と訴えていきたい」と語りました。
元茨城県東海村村長の村上達也さんは、東海第2原発の再稼働をストップさせる強い決意を述べました。
福島県楢葉町から避難している松本友子さん(25)は、避難時の苦悩を振り返りながら、「福島に戻り、原発をなくす運動をしています。国や東電の被災者切り捨てを許さず、最後まで声をあげます」と参加者を激励しました。
連帯あいさつでは、「首都圏反原発連合」のミサオ・レッドウルフさんが「原発ゼロを求めて、安倍政権に圧力をかけよう」と訴え、「さようなら原発1000万人アクション」の井上年弘さんは「今や原発廃炉の時代。政策転換に向けて大きな声をあげよう」と呼びかけました。
各地・各分野の発言では、「さようなら原発茨城ネットワーク」事務局長の村田深さん(茨城農民連書記長)が、「東海第2原発は、昨年11月に運転開始から40年が経過し、東日本大震災で被災したあと、8年間も止まったまま。もし再稼働して最悪の事故を起こせば、関東周辺は人が住めない地域になってしまう。みんなの力で、原発のない、安心できる世の中をつくりましょう」と訴えました。
日本共産党の岩渕友、山添拓の両参院議員が激励のあいさつ。集会後、参加者は仲御徒町までパレードしました。
(新聞「農民」2019.3.25付)
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