「農民」記事データベース20190211-1347-09

山形・庄内産直センター

20回目となる「ふるさと産直市」

関連/白毛餅で大相撲観戦ツアー


横浜の保育園で開催

 山形県の庄内産直センターは12月16日、神奈川県横浜市泉区にある苗場保育園で「庄内ふるさと産直市」を開催しました。毎年12月に、1年を締めくくる交流として保育園全体をお借りして、庄内の農産物を農家自らが消費者へ販売するもので20年目となります。

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完売を喜び万歳三唱する安在さん(左から2人目)

 産直市では、産直センターの職員をはじめ、農家組合員総勢22人が参加。保育園とはお米の産直を通して、春には田植え、秋には稲刈りと、横浜から山形へ訪れるなど交流を行ってきました。

 今回はテーマを「これがらもよろしぐの〜」に決め、これまでの20年に感謝するとともに、これからの20年をどのようにつなげていくのか、お互いが改めて考えられるような産直交流にしたいとの思いで取り組みました。

 初めて参加した30代新婚ほやほやの生産者・石川和則さんは交流の中で、「自分はこれからも農業を続け、地域のためがんばっていきたい」と力強く語ってくれました。

 また今年の産直市では、芋煮をはじめ、孟宗汁、だだちゃ豆ごはん、庄内豚のウインナーなど山形を代表する料理やラ・フランス、りんごなど旬の果物を販売し大変好評でした。

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芋煮、孟宗汁などを振る舞いました

 参加しただだちゃ豆農家の安在せつさんは、自分が出品した「だだちゃ豆ごはんの素」が完売すると一緒に販売を手伝ってくれた保育士と万歳三唱して喜び、「また来年も準備して参加する!」と言って意気込んでいました。産直市を通して、保育園と地域、生産者と消費者とのつながりを改めて感じさせられ、来園者からたくさんのエネルギーをいただきました。

(山形・庄内産直センター 小林隆範)


長野 上伊那農民組合と
南信州米俵保存会 共催

白毛餅で大相撲観戦ツアー

 長野県の上伊那農民組合で生産・販売している古代米の「白毛餅米」の稲わらが、大相撲の土俵原材料になったことで、上伊那農民組合の組合員や、地元の相撲ファンたちは1月16日、大型バス1台で初場所観戦を行いました。

 その日は、ちょうど横綱・稀勢の里が引退を表明した日でした。バスの中では、上伊那農民組合の飯島光豊副代表があいさつ。「白毛餅」の由来や、栽培を始めた経緯などを紹介しました。はじめての国技館は熱気に包まれていました。

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御嶽海関の付き人さん(左から2人目)と記念写真

 長野県出身の人気力士「御嶽海」はこの場所で3横綱を破るなど、白星を重ねていました。これも「白毛餅」の「白」の力だね、などと盛り上がったツアーでした。今後も、農民組合と相撲ファン、土俵を編んでいる「南信州米俵保存会」のみなさんたちと共催で、定期的に相撲観戦ツアーを続けていきたいと思います。

(長野・上伊那農民組合 弦巻吉春)

(新聞「農民」2019.2.11付)
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2019年2月

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