「農民」記事データベース20190204-1346-14

本の紹介

中塚雅也著
拠点づくりから農山村再生
(JCA研究ブックレット)


地域内外の人々の出合う場
拠点づくりを事例あげ紹介

画像  農山村の再生に向けた取り組みが広がっています。そうした中、最近よく話題に上がるのは地域の拠点づくりです。

 行政などの使われなくなった建物の改修や廃校舎の再利用、新築したものなど様々なタイプのものが暮らし、事業、交流、学習、創造などの拠点とするべくつくられています。

 このような動きが全国で広がっている一つの理由には、農山村において、人々が「集まる場所」が急激に減少していることがあります。役場や学校、JA、郵便局などの統廃合や、集落の小売店や喫茶店、飲み屋などの閉店でいつでも人のいる場所や地域内のたまり場がなくなっています。

 二つ目の理由は住民の多様化と農山村への関心の高まりを受けて、地域内外の人々が出合う場を作るために拠点づくりが進められていることです。

 理由の三つ目には政策的な後押しもあげられます。

 本書では地域再生の「手段」として、拠点がどのような意味を持ちうるのか、改めて考えています。拠点の作り方のポイントも事例を通して抽出しています。

▼中塚雅也著 小田切徳美監修
▼A5判、63ページ
▼750円+税
問い合わせ先 筑波書房 (電話)03(3267)8599 FAX 03(3235)5949

(新聞「農民」2019.2.4付)
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2019年2月

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