島根県にも種子条例を
「春の運動」の奮闘誓う
島根県農民連大会開く
島根県農民連は第28回大会を1月19日に出雲市内で開催しました。
日本共産党の中林よし子元衆院議員がかけつけ、立憲民主党の亀井亜紀子衆院議員から初めてメッセージが寄せられるなど、市民と野党の共同で安倍政権を終わらせようと誓い合いました。
大会では萬代宜雄前島根県農協中央会組合長(日本の種子=たね=を守る会副会長)が講演。TPP(環太平洋連携協定)で安倍内閣不信に至った理由を、保守の側にいる人間として、自民党内のあつれきや葛藤もありのままに紹介しながら、「TPPで安倍さんはうそをついた。安倍内閣は倒さないかん。みなさんと私の思いは全く一緒だ」と熱く語りました。
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講演する萬代前組合長 |
農協つぶしへの抵抗や「日本の種子を守る会」発足の経過を述べながら、日本の種子を守るためには、立場の違いをきちんと踏まえながらどう運動を進めていけばいいかを丁寧に解明し、昨年11月、種子法復活の請願署名を島根県から2万7千人分集めて国会に提出した活動も報告されました。
全国大会に県連が送り出した若い仲間の感想文が紹介され、歴史的な全国大会の感動や農民連運動を引き継ぐ決意が参加者に伝えられました。
長谷川敏郎会長が全国連副会長に就任したことにともない、河津清事務局長が会長代行に、新事務局長に田食道弘さんを選出。新体制で春の運動を大きく成功させようと意思統一しました。
(新聞「農民」2019.2.4付)
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