農のこころ丸山美沙夫
大寒やふるさと訛りの電話声 足立てい女 俳誌『しなの』から。誰にもあるふるさとは原風景として農村の景が心に残る。この作からもそれを想像できる。家族なら敢えて訛り声は内輪としての親しみで当たり前だ。そうではない。農家で育ち遊び学んだ同郷の親しみか、まず声で感じたのだろう。相手の名乗る前に察知した懐かしい人、会話を連想させる面白さ。
(新聞「農民」2019.2.4付)
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[2019年2月]
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