「百姓百品」は地域の宝愛媛県西予市 百姓百品グループ
西日本豪雨被害から半年
「お昼休みだよー」「さあ、ご飯にしようかー」――昨年7月の西日本豪雨被害から半年。直売所や事務所などが浸水し、甚大な被害を受けた愛媛県西予市野村町の「百姓百品(ひゃくしょうひゃっぴん)」のネギの皮むき作業所には今、明るい笑い声があふれています。 |
ネギの皮むき作業中。みんな真剣 |
「百姓百品があるけん、農業が続けられるという高齢者ばかり。最近は若い生産者もぼちぼち増えてきて、“百姓百品は地域に絶対必要”という、長い間に積み上げてきた絆が、復旧の力になったということやと思う」
しかし完全な復旧には道半ば。保険で補償しきれない1000万円ほどは融資を受けることになり、10年かけて返済していかなければなりません。和氣さんは被災後、何回も上京し、農民連の災害支援の拡充を求める要請に参加してきました。
「百姓百品はまちがいなく地域の家族農業を守っている。世界でも家族農業や小規模農業が見直されているんやから、国はこういう小さな農業を災害から復興させるための支援をもっと強めてほしい」――和氣さんのこの願いは、野村町の農家と住民みんなの切実な願いでもあります。
愛知・津島市 桜井久美子 |
[2019年1月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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